大昔、「Javaのクラス内が依存しているフィールド、メソッドの一覧を表示する」という記事を書いたのだが、久々に使ってみるとどうも一部のメソッド呼び出しが抜けている。いろいろ調べていたのだが、なるほど invoke dynamic の仕業だった。 なんせ前回の記…
仕事で Nuxt.js を使っている。戻るボタンの扱いについて聞かれたので調べてみたところ、これが予想外に難しい。 戻るボタン対応は、Struts を代表とするポストバック系のフレームワークでも鬼門だったけれど、SPAの時代になってもあいかわらず鬼門のようだ。…
JEF4J を久々に更新した。 以前、「JEF4J をリリースしてみた。あるいは、メインフレームの文字コードの話。」というエントリを書いたが、その時点では JEF の最終仕様が掲載されている「FACOM JEF 文字コード索引辞書 (1987年/第三版)」が手に入らなかった…
41歳で自動車免許を取ったというエントリを前回書いたけれども、実は並行して AWS の Solution Architect Professional の試験勉強をしていた。免許で長期休暇を取ったこともあり、受験のタイミングに難儀していたのだが、先日ようやく受けることができ、無…
孔子曰く、「40歳にして惑わず」とは言うものの、40歳を超えたくらいで、そうそう人間変わらない。うんざりするほど子供っぽい(余談だが、仮面ライダージオウはやたら面白い)し、むしろ、大人にならなきゃ、という抑圧から解放され、より幼くなっているの…
近年ラジオをよく聞くようになっていたから、ピエール瀧の逮捕には大変驚かされた。ここ数年、ピエール瀧とリリー・フランキーが映画に出過ぎ問題がしばしば取り沙汰されていたが、こんな結末になるとは思いもよらなかった。 個人的には、逮捕されたとはいえ…
昨年、40歳を超えてからというもの、残りの人生どう過ごすべきか考えることが多くなった。いっそ、そのことを書くのも新年一発目としてはいいのではないか、と思ったのだが、あまりにも陰々滅々とした内容になるため、昨年読んだビジネス書の紹介をすること…
11/30 の発表で、AWS Lambd が ALB のバックエンドとして使えるようになったという発表があった。 話題としては、同時に発表されたLambda の COBOL サポート(なんでや)に完全に隠れてしまったが、これはものすごく画期的なサービスだ。 前回「サーバーレス…
最近、クラウドはもはや前提となり、さらにサーバレスが当たり前に使われるようになってきている。サーバーレスという言葉が出ると、サーバーばないという話ではないよ、という話が出たものだったけれど、もはやそんな枕言葉が不要になるくらいに普及してい…
以前、「褒めるべきか叱るべきか、それが問題だ。」というエントリを書いた。ただ、そのときにはうまく考えをまとめることができず書けなかったことがある。それは、「怒らないためには期待しなければよいのではないか」という点だ。 昨今、「アンガーマネジ…
R と比較すると微妙にサポートされていない機能があって困ることが多い StatsModels ですが、Python に寄せていきたいので、できるだけ使ってみてます。 ライブラリのロード import statsmodels.api as sm # R互換の関数方式を使う場合はこっち import stats…
最近、Twitter 経由でおすすめされている本を買うことが多いんだけど、これもその中の一冊。 グラフをつくる前に読む本 一瞬で伝わる表現はどのように生まれたのか 作者: 松本健太郎 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2017/09/23 メディア: 単行本(ソフ…
先日、映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」を見てきた。 特殊メイクで話題の本作だが、たしかにそこはすごい。あらかじめわかっていても、とうていゲイリー・オールドマンが演じているようには見えない。ものすごく自然に見える。…
以前、社内の勉強会用の資料として作成した「確率統計-機械学習その前に」という資料を今回大幅に改定して公開しました。 改定の一番のポイントは、統計分析の総覧的なガイドとして使えるようにしたことです。正直な話、内容的に私自身も十分に理解出来てい…
若い頃は、と書くと年寄りじみてしまうけど、もうすぐ初老だ。悲しいかな、人間特に何もしていないのに歳だけはとっていく。押井守は「若さに価値などない」という。今に至り、それは概ね真理だとは思うけれど、そうとも言い切れない部分もある。ひとつは(…
富士通社のメインフレームと連携する必要のある仕事があった。 仕事では単に使える文字のチェックだけが行えればよかったので、結果さほど知識は必要なかったのだけど、個人的に興味がありプライベートで調べていたら結構詳しくなってしまったので備忘録も兼…
歴史学者とホロコースト否定論者の裁判を描いた「否定と肯定」を見てきた(なお、映画の内容に触れるためネタバレ注意)。 映画としては説明不足や淡白な演出もあり名作と言えるような出来にはなっていないのが残念だけれど、内容としては非常に面白い作品だ…
確率統計なんて趣味の範疇ならともかく仕事じゃ絶対に使わないよなぁ、とは思っていたのだけど、ここ最近の機械学習の隆盛で必ずしもそうとも言い切れない状況にある。 機械学習と言えばディープラーニングだけれど、画像、映像系ならともかく、テキストデー…
過去、何度かIPAの資料に基づき工数見積りを計算するためのエントリを書いた。今回のエントリは、その暫定解決編という位置づけとなる。 hidekatsu-izuno.hatenablog.com hidekatsu-izuno.hatenablog.com hidekatsu-izuno.hatenablog.com 前回までは、ロバス…
たまに時間があると統計を身に着けようと試みているのだけど、データサイエンティストというわけでは当然ないので、すぐにやり方を忘れてしまう。というわけで今日のエントリは完全にメモ書きです。はい。 環境 Python は Anaconda を使ってインストールする…
今日紹介するのは、「マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力」という本だ。普通、ブログで本を紹介する場合、素晴らしいのでみんな読んでほしいという思いで書かれるものだが、残念ながらこの本は400ページ近くある大著にも関わ…
一介のサラリーマンにとって「経営」というのは神秘に満ちたキーワードだ。なんといっても、どうすればうまくいくのかまったくわからない。優れた経営者の多くは、しばしば神格化され、彼らのどういう資質が会社の成功をもたらしたのかは才能というベールの…
ビジネス書のようなものはある意味「答えのない」内容が書かれている。とはいえ、何冊も読んでいくと、個々の本では明確になっていない事実が立体的になりあぶり出されてくるように感じる。ぼんやりとした状況を手探りで進んでいるが、その方向は皆同じとい…
気が向いた時にだけ書くことにはしているのだけど、あまりにも更新がないのもなんなので、拾ったネタをメモがわりに書いておくことにしてみた。それがこの記事。 タイトルは「内部昇格より外部から来たCEOの方が優れている」とあるのだが、個人的にはこの結…
前から気になってはいたとはいえ、どうせ実務では使わないだろうしなぁ、と思っていたのだけど、「KotlinがAndroidの正式サポート言語に」というニュースがあり、これはまじめに使う意味があるという気になったのでここ一週間ばかし Kotlin を触ってみている…
「なぜビジネス書は間違うのか」は、たまたま見つけた本だったけど、Amazonレビューの評判が良かったので注文してみたら大当たり。類書では「事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか?(以下、HARD FACTS)」が絶対おすすめの一冊だったのだけど…
気付いてみればすでにアラフォーとなり人生の折り返し地点に来てしまっている。この年齢になると、管理職でなくとも、結果的に若いメンバーが増えてきて、教育・人材育成的なことを考えざるを得なくなってくる。 正直な話、自分の人生だけで精一杯なくらいで…
マクロの視点 国民の賃金水準は、ひとりあたりのGDPで決まる。GDPは国内の総生産であるから、国民の数で割れば、ひとりあたりの生産物の割当が決まることを考えれば当たり前の話ではある。単純に平均賃金を比較しても、国ごとの制度の違い(税制や会社負担の…
先日、「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」を読んだ。インテルの創業者であるアンドリュー・S・グローブが書いた本で、当時の経営者はみんな読んでいたらしい。他の本で任天堂の岩田元社長などが実践していると書かかれていたワン・オン・ワン*1などはもしかするとこ…
アレックス・ラインハート著「ダメな統計学」は、いわゆるトンデモ統計批判の書ではない。ここで説明されるのは、科学者が意図せず間違って使用している確率・統計の手法についてだ。科学者ならば統計についての知識水準は高いものがあるのだろうと思ってい…